2020.10.08
歯が少ないと認知症になりやすい?
10月の訪問診療の口腔ケアお便りです(^^)/
今回は、歯の残数と認知症の関係についてご紹介します!
歯の役割は食べ物をかみ砕くだけではありません。
歯の中には、他の臓器と同じように、血管や神経が通っています。
「しっかり噛む」という動作は、顎・頬・舌・頭などの筋肉を動かし、
血管や神経の動きを活発にします。
実は、私たちが歯で食べ物を噛むたびに、
たくさんの血液が脳に送られているのです!
よく噛む人の脳には、ひっきりなしに血液が脳に送り込まれ、
その間、脳は刺激されていることになります。
つまり、噛めば噛むほど脳が活性化されて元気になり、
認知症の予防にもつながります。
すでに歯を失っている人でも、
自分のお口に合った入れ歯でしっかり噛むことで、
同じように脳を活性化することが出来ます。
奥歯で噛めると、踏ん切りが効くので転倒予防にもなりますよ。
高齢になってもご自身の歯を残すためには、
定期的な歯科医院での検診や口腔ケア・メンテナンスの継続が必要不可欠です!
お口の健康を大事にして、健康寿命を延ばしましょうね!!